交通事故のあと、「特に痛みもないし大丈夫かな」と思う方は少なくありません。
しかし、これはとても危険な思い込みです。
実は事故後すぐは、体が興奮状態になっていて、痛みを感じにくくなっていることがあります。
数日後に首が回らない、腰が痛い、手がしびれる…そんな症状が出ることも珍しくありません。
今日は、事故直後に痛みがない場合でも気を付けたいポイントをお伝えします。
1. 自己判断で「大丈夫」と思わない
事故直後に症状がなくても、体の中ではダメージを受けている場合があります。
特にむち打ち症や関節の損傷は、時間が経ってから出てくることが多いです。
2. 必ず早めに医療機関を受診する
診断書がないと、保険での治療や補償が受けられないことがあります。
できれば事故当日、遅くても翌日までに整形外科などで診察を受けましょう。
検査で異常が見つからなくても、経過観察は大切です。
3. 体の変化を記録する
「〇月〇日から首が重い」「夜になると腰がだるい」など、症状が出た日や時間をメモしましょう。
これは後の診察や保険手続きの重要な証拠になります。
4. 無理をしない
痛みがないからといって運動や長時間の運転をすると、隠れたケガを悪化させる可能性があります。
事故後数日はできるだけ安静に過ごしましょう。
5. 保険会社にも早めに連絡を
受診や治療の開始が遅れると、事故との関係を証明しにくくなります。
「早めに受診・早めに連絡」が鉄則です。
まとめ
事故直後は痛みがなくても、後から症状が出ることはよくあります。
早めの受診と経過観察が、後遺症を防ぐ最大のポイントです。
もし事故に遭ったら、「今は平気だから大丈夫」ではなく、まず医療機関でチェックすることを忘れないでください。
