交通事故の後、車の修理や保険の話をしていると、
「今回の事故は全損ですね」と言われることがあります。
この「全損」とは、車の修理費が、事故前の車の価値(時価額)を超えてしまった状態を指します。
大きく分けて次の2種類があります。
全損の種類
- 物理的全損
車が大破して修理そのものが不可能な状態。 - 経済的全損
修理は可能だけど、その修理代が車の価値より高くついてしまう場合。
保険での取り扱い
全損と判断されると、修理代の全額ではなく、
**事故直前の車の価値(時価額)**が上限として支払われます。
たとえば…
時価額が50万円の車で修理費が80万円かかる場合、支払われるのは50万円までです。
注意したいポイント
- 車に愛着があっても、全損になると修理費全額はカバーされません
- 時価額は年式・走行距離・市場価格などで決まります
- 保険会社からの説明は必ず確認し、不明点は質問しましょう
当院からのアドバイス
車が全損になってしまった場合、精神的にもショックが大きいものです。
ですが、体のケガは車と違って「替えがきかない」もの。
まずはしっかりと治療を受けて、後遺症を残さないようにしましょう。
当院では事故後のリハビリやむち打ち治療にも対応していますので、いつでもご相談ください。
