交通事故には大きく分けて「物損事故」と「人身事故」の2種類があります。
どちらも交通事故ですが、「ケガをしているかどうか」で扱いが大きく変わります。
✅ 物損事故とは?
車や建物など“物”に損害が出た事故のことを指します。
例えば、
- 駐車中の車にぶつけた
- フェンスやガードレールを壊した
など、人がケガをしていない場合は「物損事故」として処理されます。
📌 ポイント
- 警察への届け出は「物損事故」として扱われます
- **自賠責保険(ケガの補償)**は使えません
- 修理代などは、加害者側の任意保険から支払われます
✅ 人身事故とは?
人がケガをした事故のことです。
例えば、
- むち打ち症
- 打撲、捻挫
- 骨折
など、身体に痛みや不調が出た場合は「人身事故」となります。
📌 ポイント
- 警察に“人身事故扱い”で届け出る必要があります
- 自賠責保険を使って治療費が補償されます
- 通院交通費や慰謝料、休業損害なども対象です
⚠️ 注意!最初は軽い痛みでも油断しない
事故直後は「大丈夫」と思っても、後から痛みが出ることがあります。
最初に「物損事故」で届け出ていても、医師の診断書を提出すれば「人身事故」に切り替え可能です。
痛みが出たらすぐに医療機関や整骨院に相談しましょう。
💡まとめ
| 物損事故 | 人身事故 | |
|---|---|---|
| 対象 | 車・物の損害 | 人のケガ |
| 自賠責保険 | 使えない | 使える |
| 慰謝料 | なし | あり |
| 届け出 | 物損事故扱い | 医師の診断書が必要 |
🏥 整骨院からのアドバイス
事故直後は adrenaline(アドレナリン)の影響で痛みを感じにくいこともあります。
「少しでも違和感がある」「翌日に首や腰が痛くなった」などの際は、早めに受診して記録を残すことが大切です。